工業高校ってどんな感じなのかな?
工業高校を卒業したぼくがメリット・デメリットについて詳しく解説するよ
今回は工業高校に行くメリット・デメリットを紹介します。工業高校へ進学しようとしている、気になっている中学生の方はぜひ参考にしてくだい!
ぼくと高校生活を共に過ごした藤川くんと一緒に考えてみました。思いついただけメリットとデメリットを書きました。
工業高校のメリット・デメリット
いきなりですがメリットとデメリットを挙げます。
メリット
- 授業のレベルが低い
- 偏差値が低いので入学しやすい
- 男子同士の仲がいい
- 共通の趣味を持つ人と出会いやすい
- あまり勉強をしなくてもいい
- 就職に有利
- 専門知識が身につく
- 資格をたくさん取得できる
- 部活に集中できる
- 学科の先生が面白い
- 頑張れば、様々な大会などで良い成績を残すことができる
- 卒業制作があり、3年間で身につけた知識や技術でものづくりができる
デメリット
- 授業のレベルが低い
- 専門教科が難しい
- 女子が少ない
- 工業高校なのでバカだと思われる
- 周りの人たちのレベルが低い
- 大学進学がきつい
- 就職先がだいたい工場か建設会社
- 入学したのはいいけど、自分がやりたいことと違った
- 校則が厳しい
- 実習のレポートが大変
- 工業高校は理系なので、文系はちょっと大変
メリット
授業のレベルが低い
これはメリットでもあり、デメリットでもあります。工業高校は就職に力を入れている学校なので、普通科よりも授業が少なく、内容が簡単です。工業高校では普通教科の代わりに専門教科や実習があります。勉強が苦手、勉強が嫌いな人にとってはメリットになります。
偏差値が低いので入学しやすい
工業高校に入学する人の大半は、卒業後に就職する目的で入学します。大学進学を目指す人が少ないので、普通科の高校よりは偏差値が低いです。また、工業高校は学力よりも技術力を重視しています。勉強が苦手だけど、ものづくりが好きという人は多いと思います。
男子同士の仲がいい
工業高校は女子が少なく、陽気な男子も多いので男子は割と誰にでも声をかけやすい環境です。これは完全な主観ですが、女子は他のクラスの女子との結びつきが強かったような気がします。女子コミュニティを築いて仲良くなれそうですね。
共通の趣味を持つ人と出会いやすい
工業高校はなぜかゲームオタクやアニメオタクが多いです。なぜそういった人たちが集まるのかは未だに解明されていません。ぼくは全くそういった趣味がなかったため、少し孤立していました。そのため、アニメやゲームが好きな人は工業高校に行くと楽しいのではないでしょうか。
あまり勉強をしなくてもいい
工業高校は授業のレベルが低いため、あまり勉強をしなくても卒業できます。テストも生徒のレベルに合わせて先生が配慮してくださる事もあるので、なんとかなります。勉強が苦手な人や、卒業後は就職を考えている人は快適な学校生活を送れると思います。
就職に有利
工業高校は就職をする人が多いので、就職の面接のサポートが手厚いです。いろんな先生が面接の練習をしてくれます。また、様々な企業から求人が来ます。ぼくの通っていた高校では大手の電力会社や鉄道会社からも求人が来ていました。しかし、工場や現場の仕事がほとんどです。
専門知識が身につく
工業高校では普通科の高校では絶対に習わないような、高度な専門分野の勉強をします。また、実習では実際に自分たちで実験をしたり、機械を使ったり、プログラミングをしたりします。そういった実習を通して、社会で役に立つような専門知識を身に着けます。
資格をたくさん取得できる
工業高校では、授業で資格試験をやらされたり、資格を取る機会がたくさんあります。また、工業高校には「ジュニアマイスター」というものがあります。資格を取得するとポイントがもらえるというものです。ジュニアマイスターのポイントによっては就職の際にそれが評価されることもあります。
部活に集中できる
工業高校はあまり勉強をしない分で、部活に力をいれているところが多いです。運動部は特に厳しかったような気がします。夜遅くまで部活をしているところもありました。ぼくも完全に勉強より部活でしたね。
学科の先生が面白い
工業高校は主に実習のときに、実習のサポートをしてくれる先生がそれぞれの学科ごとにいます。その先生も工業系の先生でで、工業高校卒業したという先生もいました。生徒との距離が近く、気さくな先生ばかりでした。生徒たちは先生と仲が良かったです。
頑張れば、様々な大会などで良い成績を残すことができる
ぼくの通っていた工業高校では、溶接の大会や、製図コンクール、プログラミングの大会などがありました。そういった大会に積極的に参加して、良い成績を残すと、進学や就職の際に有利になります。また、専門分野が学べる部活動に所属し、様々な大会に出る機会もあります。
卒業制作があり、3年間で身につけた知識や技術でものづくりができる
3年生になると卒業制作があります。これまで学んだことを生かして、グループまたは、個人でものづくりに取り組みました。なんだかんだでこれが一番おもしろいと思います。自分の好きなものつくって発表しました。ゲームをつくっている班やホバークラフトをつくっている班がありました。
デメリット
授業のレベルが低い
これはメリットとして紹介しましたが、進学をしようとしている人にとってはデメリットになります。就職する人が大半なので、就職する人向けの授業になっています。高校では、進学する人向けの授業はあまり行われません。進学しようとしている人は、自分で勉強をしなくてはなりません。
専門教科が難しい
工業高校では専門教科の授業があります。ぼくの電子機械科では「生産システム技術」、「電子回路」、「機械設計」などの専門教科がありました。この3つは特に難しかったです。少しでも授業を聞き逃すとついていけなくなりました。赤点を取るような人も何人かいました。
女子が少ない
工業高校は女子が少ないという話は有名です。ちなみにぼくのクラスは一人しかいませんでした。女子はクラスに一人いるかいないかという感じです。女子はちょっと大変そうですね。男子も男ばかりの環境なのでなかなかキモいと思いますが頑張ってください。
工業高校なのでバカだと思われる
こればかりは仕方がないことです。確かに勉強では普通科の生徒よりは劣るかもしれませんが、工業に関する専門知識では負けません。周りのことを気にせず、自分のやるべきことをやればいいと思います。
周りの人たちのレベルが低い
工業高校はほんとにバカな奴らも多いです。実際に授業中にふざけている人がいたり、勉強も部活も真面目にやってないような人いたりしました。そういう人たちが全体のレベルを下げています。皆さんはそんなやつらにならないでください。
大学進学がきつい
工業高校は就職に特化したの学校なので、大学進学のための勉強はあまりしません。大学に進学しようと考えている人は、自分で勉強をしなくてはいけません。私立大学なら、指定校推薦でなんとかなりますが、国公立大学はかなり厳しいです。ぼくのクラスにも何人か国公立大学に行った人がいました。
就職先がだいたい工場か建設会社
工業高校は就職先が豊富で、希望すれば大体どこでも就職できます。職種も様々です。しかし、実際はほとんどの人が工場や建設会社に就職します。基本的には、企業から学校に求人が来て、その中から、行きたい企業を選びます。中には、大企業の求人もありました。
入学したのはいいけど、自分がやりたいことと違った
これはぼくもありました。電子機械科に入ったけど、思ってたのとなんか違うなって感じたことがありました。後悔しないためにも自分が将来やりたいことを明確にしておくことは大切です。また、入ってからやりたいことと違っていても、そこから専門学校や大学に進学すればいいと思います。
校則が厳しい
工業高校は、普通科の高校より校則が厳しいです。月に1回服装と頭髪の検査がありました。ぼくの学校では、頭髪検査は結構厳しかったですね。前髪の長さや髪が耳にかかっていないかなどを見られました。スマホは校内での使用は禁止で、アルバイトは長期休暇以外禁止でした。ぼくのクラスで、スマホを使っているのを先生に見られた生徒がいました。相当怒られていましたね。
実習のレポートが大変
工業高校には、実習レポートというものがあります。毎週実習があり、そのレポート提出しなければなりません。実習の内容や方法、考察などを書かなくてはなりません。実習は主にそのレポートで評価されるので、しっかり書かないとやばいですね。
工業高校は理系なので、文系はちょっと大変
工業高校では、理科、数学ができないときついです。ぼくの学科では「機械設計」という授業がありました。その授業はほぼ物理でした。「電子回路」の授業も、ほぼ数学って感じでした。そのため、数字に強くなる必要があります。しかし、先生がテスト範囲をちゃんと説明してくれたり、プリントを配布してくれるので、なんとかなりました。ぼくも理科や数学は全然得意では無いけど、ちゃんと卒業できたので大丈夫だと思います。
入ってよかったと思うこと
藤川くんの入ってよかったと思うこと
- 本気でものづくりをできた
- 自分の好きなものを作れて楽しかった
- 学科の先生と仲良くなれた
- 自分の好きな会社に就職できた
グリズリーの入ってよかったと思うこと
- いろんな大会にでたら、良い成績を残すことができた
- 気が合う友人ができた
- 専門知識が身についた
- ものづくりの楽しさを知った
まとめ
今回は工業高校にに行くメリット・デメリットについて書きました。藤川くんとzoomで話し合いをして、メリットとデメリットを決めました。
デメリットも多かったですが、ぼくは工業高校に行ってよかったと思います。ものづくりが好きな人は、工業高校をおすすめします!
工業高校に行こうか迷っている人や工業高校がどんなところなのか気になっている人のためになればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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